■犬とねこの外耳炎に関するアドバイス
犬や猫の耳は、私たち人間の耳と異なる形をしています.また犬や猫の種類や大きさによりその形も様々です.ですから耳のケアがほとんど必要ない場合から、毎日のようにケアしてあげないといけない場合まで、非常にばらつきがあります。
解剖学的に耳介がちいさく外耳道が広く大きい犬は、通気性が良いので外耳炎にかかりにくくまた耳介が大きく垂れ下がった犬種(ゴールデンなど)外耳道に毛がたくさん生える犬種(プードルなど)あるいは外耳道での分泌が盛んな犬種(コッカースパニエル)はどうしても外耳炎に罹患しやすくなります。
犬と猫の外耳炎は、伝染性の要因(耳ダニなど)である場合もありますが、ほとんどの場合2次的外耳炎であるといわれています。すなわち他に何か原因があり、外耳炎は2次的症状に過ぎない場合が大多数を占めます.食物アレルギー、アトピー性アレルギー、 ノ ミ ア レ ル キ ゙ ー接触性アレルギー、それから脂漏性皮膚炎、皮脂腺炎といったものが原因となり、2次的に外耳炎が併発する場合がほとんどです。
犬が外耳炎になり、薬で治療をしたら治ったが、しばらくすると再発した、という経験はないでしょうか。これは2次的症状の外耳炎は治療したが、原因となっているアレルギーが完治しないので、再発してしまうのです。
理想的には原因となっているアレルギーも同時に治療し、完治すれば外耳炎の再発は起こりません。しかしアレルギー、特にアトピー性のアレルギーの治療は難しく、完治はまず見こめません.また同じ動物でもアレルギーと脂漏性皮膚炎、垂れ耳といった複数の要因が外耳炎の再発、あるいは慢性外耳炎を起こしてしまっている可能性があります。
外耳炎の治療には厚生物質やステロイドの点耳薬を用います.ひどい場合には外耳道を洗浄する必要があります.しかし抗生物質を慢性的に使用したり、あるいは頻繁に使用すると外耳道内の細菌や真菌が抵抗力を持ってしまい、薬が効かなくなるという危険があります。
慢性の外耳炎、あるいは外耳炎の再発を繰り返す場合は、日常の耳の手入れが非常に大切になります。日常の手当ては抗生物質やステロイドといった薬ではなく、外耳への刺激が少なく、かつ有効に耳垢や分泌物を洗浄するイヤークリーナーを用いる事です.耳の手入れは動物病院で行うのではなく、飼い主が毎日愛情を持って家庭で行うべきです。
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